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冬になると肌がカサカサして粉を吹いてしまったり、かゆみが出てしまったりするという方は、「乾燥肌」かもしれません。乾燥肌とは、肌表面のバリア機能が低下してしまっている状態のこと。刺激に弱くなり、さまざまな肌トラブルが起こりやすくなってしまうのが特徴です。
髭剃りをする男性は、特に乾燥肌になりやすい傾向にあります。肌トラブルは避けたいけれど、乾燥する季節でも髭は剃らないといけないという男性は少なくないでしょう。ここでは乾燥肌と髭剃りの関係や、乾燥肌を防ぐ方法についてご説明します。
髭を剃るためには、当然肌の上にカミソリを滑らせることになります。そのため、どうしても髭だけではなく、肌表面の角質を一緒に削り取ってしまうことがあります。
角質とは、古くなって機能しなくなった細胞の層のこと。不要なものではないかと感じる人もいるかもしれませんが、これは表皮を保護する大切な役割を担っているのです。
例えば、炊き立てモチモチのごはんでも、よそったまま放置したら、すぐに乾燥してしまいますよね。そうならないために、ラップなどを使って水分の蒸発を防いでいるという人は多いでしょう。
角質は皮膚の上で、ごはんの水分を守るために使うラップのような役割をしています。肌表面からの水分蒸発を防ぐための保護膜が角質なのです。
髭を剃ることで角質を削り取ってしまうと、肌の水分を守るものがなくなってしまいます。このような経緯があって、髭剃りは乾燥肌になりやすいのです。乾燥肌にならないためには、正しい方法で保湿を行い、乾燥肌にならない生活を心がける必要があります。
乾燥肌の男性にとって特に大切なのは、髭剃りをした後の保湿です。保湿用のローションは、シェービング用である必要はありません。自分の肌に合ったローションを選ぶようにしましょう。
男性向けの保湿用ローションの中には、すっきりとした使い心地のために刺激の強いミント成分を配合したり、アルコール含有であったりするものが多くあります。このような保湿用ローションを使うとヒリヒリしてしまう方など、刺激が強すぎて肌に合わないという場合は、女性向け自然派コスメの方が合うかもしれません。
ローションで保湿をした後は、クリームや乳液でしっかり保護するのがおすすめです。保湿グッズを複数揃えるのが面倒に感じる人は、オールインワンクリームを使うというのもひとつの手でしょう。
ただし、カミソリで傷がついてしまったり、既に炎症を起こしてしまったりしているような場合は、保湿用ローションやクリームが肌トラブルを促進させてしまう恐れがあります。肌が健康な状態を取り戻すまでは、使用を避けた方がいいかもしれません。
冬場は特に乾燥しやすく、肌がカサカサになりがちです。乾燥を防ぐためには、以下のことに気を付けましょう。
乾燥肌は何か特別なことをしなくても、日常的な生活習慣を見直せば改善されることがあります。適度な運動や栄養バランスのいい食事、質の良い睡眠をとるようにしましょう。
室内の乾燥には、加湿器が有効です。加湿器を持っていない場合は、濡れたタオルや洗濯物をエアコンの前にかけておくだけでも乾燥を防ぐことができます。
また、洗顔時にあまりごしごしと顔をこすりすぎないようにする、タオルをこまめに取りかえるといったことも重要です。乾燥肌には、ともかく刺激を与えないことが大切です。
毎日の習慣である髭剃りは、実は肌を乾燥させる原因になっているかもしれません。普段からしっかりと保湿ケアを行い、肌にかかる負担をなるべく減らす生活を心がけるようにしましょう。
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